ホームエデュケーションでご機嫌な毎日

2014年よりホームエデュケーション(ホームスクーリング)開始。きっかけは子どもの不登校。そこから見える景色や日常、思ったこと感じたこと考えたことなどなどを綴っています。

子どもが学校に行かなくなって、私は2度、大きなシフトチェンジを経験した

 

子どもが学校に行かなくなって、

私も人並みに、本読んだり親の会に出かけたりして

いろいろお勉強しました。

 

子どものエネルギーが落ちてプチ引きこもり生活をしていた頃は

とにかくお家で、まったりのんびり

最少のエネルギーで過ごしたりもしていました。

 

それまでの生活のスピード感を見直して

子どもが快適に過ごせるゆるーいスピード感で

のんびりを意識していました。

 

この時期が、1回目のシフトチェンジでした。

まず一回エンジンを止めて、

調子を整えて。

調子が整ったら、そろっとエンジンをかけて

まずはローギアから。

 

 

充分ゆっくりと休んで

子どもが動き始めたころ

1ヶ月のうちに3度目の予定を入れようとして

「忙しいーーーー」と言われたこともありました。

1ヶ月にたった3つの予定を入れるだけで

「忙しい」と感じるのか、、、、、

と驚きもしましたが

今のこの子が快いスピード感は、こんなものなんだなぁと

妙に納得もしていました。

 

それからは、慎重に慎重に

子どもの様子を見ながら、

疲れすぎないようにスケジュールを調整して

時々「どう?疲れてない?大丈夫?」

「しんどかったら休んだら良いんやで」なんて声を掛けながら

少しずつ

アクセルを踏んだり緩めたりするように

毎日を過ごしていました。

 

やがて、子どもなりに目標を意識して

勉強も始めました。

 

その頃から少しずつ、アクセルを深めに踏んで

自分なりに加速をしているつもりでした。

 

 

ところが、ある日

いつも相談相手になってもらっている

ホームエデュケーションの支援団体のスタッフさんから

こう指摘されたんですね。

 

 

「彼、もう不登校の時期は過ぎていますよ。

いつまで不登校生扱いしてんの?」と。

 

 

自分なりに加速をしているつもりだった私は

衝撃を受けました。

 

 

えーーー!

加速してるつもりなんだけどなあ??

 

 

でも、よくよく考えてみて、気付いたんです。

 

あ。私、ギアをローにしたままアクセル踏んでたわ

って。

 

スタッフさんが言ってるのは、そんなことじゃない。

アチェンジして、もっと走りやすくしないといけないんだ。

って。

 

 

それからは、息子の様子を観察しながら

段階的にシフトチェンジ。

 

今は、トップギアでガンガン飛ばしてます。

 

「彼、もう不登校の時期は過ぎていますよ」

のスタッフさんの言葉通り

息子は、私の予想を遥かに超えて

軽やかに伸び伸びと

それでいて力強く、全速力を楽しんでいます。

 

 

こんな自分の経験から改めて考えたとき

親の意識チェンジは

思っているより遅れがちなのかなって思います。

 

子どもの変化に気付いてるようで気付けていない。

 

疲れている子の様子に気付かず無理させ過ぎちゃったり

自立したがっている子を、いつまでも子ども扱いしていたり。

 

 

無理矢理引っ張ったり頑張らせたりもダメだけど

伸びたいと思っている子をサポートするタイミングを見失うのも

気をつけなきゃな。

 

 

休むことの大事さを教えてくれた親の会はたくさんあったけど

走り出すタイミングやサポートのことを教えてくれる親の会は

あまりなかったと思います。

 

これからは、そんな経験のシェアも待たれているのかな。

私は我が家の事例ぐらいしか伝えられないけど

伝えることで、誰かのヒントになるなら嬉しいな。

 

 

そう思いながら発信しています。