ホームエデュケーションでご機嫌な毎日

2014年よりホームエデュケーション(ホームスクーリング)開始。きっかけは子どもの不登校。そこから見える景色や日常、思ったこと感じたこと考えたことなどなどを綴っています。

息子、学校授業を大いに楽しんでます

 

6月から別室登校をメインに学校を活用している息子ですが

夏休みが明けて以来、

授業参加数が増えてきました。

今は1日に2~3時間、授業に参加しています。

 

今まで食わず嫌い的に避けていた教科も

「やってみてもいいかなー?」と関心を持ち始めました。

最近では、〝技術〟の時間を楽しんできたようです。

 

これまでは、〝技術〟というと

手先を使って製作物を作るというイメージが強く

手先の器用さに自信がない息子は

ずっと回避していたのですが、

今やっている授業が

ちょうど、プログラミングだったり

ちょっとしたロボットの制作だったりで

普段から趣味でパソコンをいじってる息子にとっては

むしろ得意分野✨

「中学の技術ちょろいなっ」くらいな感じで

楽しめたようです。

(タイミングが良かったのね。笑)

 

そして先日は、英語のスピーチにチャレンジしてきました。

息子ね、人前で発表とか

絶対嫌い、絶対にしたくない、、、筈なんですよね。

しかし、高校受験するにあたり

内申点欲しさに、ついに頑張りました。

。。。。。。。目の前の人参に食らいつきました。←

 

 

本来、ドライに割り切るなら

内申点を取るためだから、

当たり障りのない話題を選んで

文法的に間違いなく

求められる条件を満たすスピーチ原稿を用意すればいいんですけど

そこは息子氏。

こだわった。(笑)

 

 

「日本の伝統文化について紹介する」スピーチに

なぜか〝和算〟をチョイス。

関孝和という江戸時代の数学者と円周率について

英語で語ってきたらしい。

(数学オタクですな)

 

 

結局、

文法的には誤りのない原稿を用意したものの

話の内容があまりにもマニアックだったため

英語の先生に話が通じず

最終、「日本語で説明してください」と求められたそうな。

 

 

まあね。

中3受験生、という立場を踏まえるなら

随分と無駄なエネルギーと時間を使ってやがるな

という話ですが

息子らしさ全開で楽しそうなので

良しとします。

 

 

これからも、我が道を堂々と突っ走っておいで(#^^#)

 

 

 

なんで勉強しているかって言うとーーー学歴と学問は違うよね?

 

我が家はホームエデュケーターです。

ですが、息子が高校進学を希望しだしたこともあって

今は、所属中学校に別室登校をしながら

授業のカリキュラムにも参加させていただいてます。

 

 

で、なんで高校進学を目指しているかって言うと

シンプルな話、「リア友が欲しいから」なんですよね。

「自分と合う子がいそうな高校に進学してリア友を作りたい」

根本的な動機は、そこです。

 

リア友が出来たら、一緒にやりたいことがあるんでしょうねえ(笑)

まず何よりも、一緒にじゃれ合ったり遊んだり、

したいんじゃないでしょうかね。

 

決して、学歴を求めて、とかではなく。

 

 

 

学歴と言えば。

 

 

最近よく

もう学歴の時代じゃないとか

好きなことを追求してとか

そんな論調も聞くんですけど

学歴、勉強なんかと 

好きなことを追求することを

対立的に捉える必要もないんじゃないかって思うんですよね。

 

別に学歴が唯一絶対の価値を持たないのは当然として

だからって、それを否定してかかる必要もないんじゃないかな?

 

一方を肯定するためにもう一方を否定する必要って、ある??

 

 

学歴ってさ、それを何かの資格かなんかと同じように捉えるから

何か薄っぺらい感じがするだけで

その学歴を得るために進学した学校で深めうる学問の質とか

そこで過ごした濃密な時間とか

そこで出会う人間関係にこそ

意味があるんじゃないかな?

 

学歴と学問を混同するから、話がおかしくなるんじゃないかな?

 

 

別に、どっちを選択したっていい。

どっちもありだと思う。

どっちを選択したとしても

そこで深められる何か、そこで出会う人が

その子に合うなら。

 

不登校をしたからって

こっち(学校教育)が合わない、合わなかったんだ

なんて縛りや結論を、自分(や自分の子)に課す必要はないと思うな。

 

 

今、距離を置きたいなら置いたらいいし

後で方向性が変わってもいい。

寄り道してもいい。

なんでもすぐに結論を出さなくてもいいんじゃないかな?

 

じゃないと、自分が苦しくない?

 

 

自分が選びたい方を選んだらいいよ。

周りの大人たちが、さも正論ぽく勝手に言ってることなんて

無視しちゃっていい。

自分の人生なんだからね。

 

 

息子には、そう伝えたいな

って思います。

 

 

 

息子氏、少し逞しくなりました

 

前回のブログ記事

「息子早朝失踪事件」のあとには

まだ続きがありまして。

 

 

その日、ちょうど、学校の文化祭の日だったんですよね。

息子も、だいぶんクラスに慣れてきて。

文化祭の様子も、みんなと離れた後ろの方からなら

ちょっと覗いてもいいかな?

って思ったみたいでね。

その日、文化祭の見学をしてきました。

 

 

でも、その現場で苦手な場面に遭遇したらしくて。

ちょっとしんどくなったみたい。

 

教室で少し休んで

担任の先生とお話して、心を落ち着けてから帰宅したようです。

 

息子が帰宅したときには私は用事で出先にいて

息子がどんな様子で帰宅したのかは分からないのですが

担任の先生が、わざわざ電話してきてくださって

息子の文化祭のときの様子を伝えてくださいました。

「こちらの配慮が足りなくて、申し訳ないです」なんて

先生の平身低頭ぶりに、

「え。息子氏、そんなに動揺してたのかな?」

って、私も心配になっちゃって。

 

 

どうしようかな?って少し考えて

息子の気持ちが落ち着いた頃合いを見計らって

電話を入れてみました。

(帰宅後、いつものオンラインゲーム仲間と遊んでるだろうことは分かっているので。本当は、遊んでる場合じゃないんですよ。でも、場合が場合なのでね。気持ちをリセットするには、やはり勝手の知った仲間との時間が大事なんだろうなと思って)

 

 

で、電話を入れて、様子を聞いてみました。

その日は、出先で息子と合流することになっていたのですが

まず来れるかどうか

家を出られるのかどうかが心配だったので。

 

でも。

電話に出てきたときの息子は

先生に聞いていたほど落ち込んだ様子は見えませんでした。

「こっちに来れる? 無理だったら、母さんが帰るよ?」

と聞いてみましたが

「大丈夫」とのことだったので

そのまま、息子を待つことにしました。

 

その後、間もなく息子と合流しましたが

普段と変わりなく。

用事を済ませた帰り道

息子と話をしてみましたが

本人は意外とあっけらかんとしていました。

そして、息子なりの言葉で

思っていることを話してくれました。

 

「おれ、前より少し、気が強くなったから」って。

「周りに嫌われん程度に気が強くなったから」って。

「気が強すぎるのもどうかと思うけど、気が弱すぎるのもあかんかなって思って」って。

 

そして、翌朝も

いつも通りに起きて

いつも通り登校していきました。

そしてその日

息子は、担任の先生にお願いして

自分のクラスの席の配置とクラスメイト全員の名前を

聞いてきました。

 

自分なりに、クラスの一員としてやっていきたいと

思ってのことのようです。

 

なんだか私の知らない間に

少し、逞しくなってました ^^

 

 

 

息子早朝失踪事件

 

きのうの早朝、いきなり夫に起こされまして。

 

いきなり何なんだ?と思ったら

 

 

「今、起きたら、こんな置き手紙がっ!!!!!!」

 

って、見せられて。

 

見ると、息子の字で書かれた

 

 

めちゃ起きんの早かったので

散歩行ってくる。

iPhoneは持っていきます。

家出じゃないよ(笑) 

 

 

というメモ書きでした。

 

とりあえず一読した私の感想は、、、、、、、

 

 

 

「、、、、、散歩、、、、、行ったんやろ???」

 

 

 

 

そのまんまやーん。

しかも、カシコイ息子は、親が心配することを予想して

「家出じゃないよ(笑)」とまで書いてくれてるわけです。

 

それ以上詮索する要素なんてないやん?

 

 

しかし、夫の脳内では

いろんな(悪い方の)シミュレーションが行われたらしく

間もなく車で捜索に出発してしまいました。。。。。。

 

 

その後、10分もしないうちに

早朝散歩を堪能した息子がご機嫌で帰ってきましたけどね(笑)

 

 

新しく買ったiPhoneで撮影した朝の景色を見せてくれて

朝の散歩は気持ちいいねえーって

母子でキャッキャ話しているところに

夫帰還。

 

 

「もーーー、心配したやん!」

って言いながら

こんな顔( 一一)になってました。笑

 

 

最近ね、学習面での伸び悩みもあって

息子としては、ちょっと踏ん張りどころの時期を迎えていて。

精神的には決して楽ではないんですよね。

でも、まあそれは、こちらとしては織り込み済みで

その都度、息子と話をしているのですが

夫の目からは「しんどそう」という部分しか見えないみたいで。

(夫は勤め人で家にいるわずかな時間しか子どもと接していないので、仕方がない部分でもあるのですが)

そんなこともあって、余計に心配になったのかもしれないですね。

 

 

息子も、そりゃあ、しんどいのはしんどいと思うんだけど

それでも

自分なりに、出来る方法で現状を変えていこうという

意志は見せてるんですよね。

 

私は、そこの部分に息子の成長を見ていきたくて。

 

 

昨日の朝の一件も

単独行動を楽しめるようになってきたのかな

自分の時間を生きるようになってきたのかな、と

良いように捉えています。

 

少し、親の手を離れて

自分なりに考えようとしている気がするんですよね。

 

もしかしたら、進路のこと、学習方法のことなどで

少し悩みも出てきているのかもしれない。

弱気になっているのかもしれない。

それならそれで

周りの人に相談したりしながら

自分の気持ちと対話をしていけば良いと

私は思っています。

 

それが出来るようになれば

息子は、もう一段上に上がれるような気がしています。

 

 

まだまだ、これから。

息子はこれからだって思います。

 

 

ゲーム依存を考える

 

昨今、ゲーム依存だとかゲーム脳だとか

いろんなことが言われてますね。

そんなこと言われたら、不安になっちゃうよね。

でも、不安になる前に

どうしてその子が、今、それにハマっているかを考えた方がいいんじゃないかな。

その子だって、何かに没頭することで自分の不安と戦っているのかもしれないしね。

没頭するものがなかったら精神的に病むしかない、、、

くらい追い詰められてるかもしれないよ?

あ。逆に不安煽っちゃったかな。ゴメンナサイ。

 

 

確かに、ゲームは依存しやすいように作られているかもしれない。

だってゲームを売る方だって、売るために必死ですから。(そこの会社の従業員の生活かかってますからね)

でもね。それを言い出したら

パチンコ、競馬、煙草、アルコール、博打、SNS、ショッピング、アイドル、スポーツ、、、、

言い出したらキリがないな。

全部そうじゃない?

なんだったら、〝仕事〟に依存する人だっているよね。

 

でね。

依存をするときって、その依存の対象が悪いのかって言うと、どうだろう? どう思う?

同じことしてても、依存する人としない人いるよね?

どうしてだろう?

依存する人は意志が弱くて、依存しない人は自制心が強い、、、のかな?

え。そうなの? 意志の問題? 

 

 

 

ここに、ラットパーク実験と言う面白い実験があるのでご紹介します。

 

gigazine.net

 

 

要するに、

依存の原因には〝社会的な孤立〟が関係してるんじゃないか

と示唆する実験です。

 

この実験により、

〝addiction(依存)〟の対極にあるは〝connection(繋がり)〟だという認識が生まれ、ポルトガルの薬物依存の政策にも影響を与えているようです。

 

 

もし、あなたのお子さんがゲームばかりしていて

ゲーム依存ではないかと疑うなら

それを禁止したり取り上げることばかりでなく

お子さんが心理的に孤立していないかな?と

いう視点からも考えてみるのも良いかもしれません。

 

その孤立感を解消するには、どうしていったらいいだろう?

ってね。

 

 

我が家の場合は、というお話になりますが

うちの子も相当なゲーマーです。

学校に行かなくなった当初は、やはり不安やストレスを解消するためなのでしょう。

ずっとゲームばかりしていました。

 

やがて、ホームエデュケーション繋がりのコミュニティの中で

ゲームを通して4人の同年代のお友だちと出会いました。

遠方のお友だちで、普段はオンラインを通したお付き合いですが

今でも毎日のように遊んでいます。

出会った頃は、お互いに

〝なんで学校に行かなくなったか〟とか、

話していましたね。

ちょうど、ピアカウンセリングのようなものでしょうか。

大人は全く介入しなかったですけどね。

 

今では、ゲームをしながら話している雑談は

ちょうど学校の休み時間に、

教室で馬鹿話で盛り上がっている同年代の男の子たちと変わりありません。

 

出会って1年後には、この5人グループでリアルに対面する機会も出来、

会うごとに益々仲良くなって今に至っています。

出会った頃はみんな小学生だったけど

今では中高生になって、それぞれの進路を歩み始めています。

それでも変わりなく

お互いに大事な仲間としてお付き合いを続けています。

 

本当は、この夏に5人で会いたいねって話も出ていたみたいだけど

コロナの影響で、今年は見送りになったようです。

息子は、落ち着いたころにみんなと会えることを楽しみに

今の毎日のお勉強を頑張っています。

 

最初は依存的にやっていたゲームですが

そのゲームが運んできてくれたご縁が力になって

今ではゲームは、息子にとっては

毎日を頑張っていくための良い活力剤となっていますよ。

 

そして、この最初の繋がりが足掛かりになって

少しずつ、地元でのリアルな繋がりに広がってきていることは

以前にもご紹介した通りです。

 

 

alohamakanani.hatenablog.com

 

 

うちの子はまさに、この最初のオンラインでの〝繋がり〟があったからこそ

リアルな繋がりが出来ました。

 

繋がりがあるから

勉強頑張ろうって気になれた。

進学してみようかなって気になれた。

ちょっと学校に行ってみようかなという気にもなれた。

 

 

だから私は、

人間関係にとことんこだわりたいな

って思うのです。

 

 

さいごに。

上でご紹介したラットパーク実験について

分かりやすく説明されている

TED Talksのジョハン・ハリさんのプレゼンテーションの動画を

ご紹介しておきますね。

 

digitalcast.jp

 

 

 

子どもの〝connection(繋がり)〟を作るために

あなたは今、何ができますか?

 

お子さんの孤立感に対して

あなたは、どんなアクションができますか?

 

 

ホームエデュケーションなんて、まず楽しめば良いと思う

 

ホームエデュケーションで毎日をどうやって過ごしてるか

って話題、常に高い関心を持たれます。

 

 

私も、常に手探りでした。

今も手探りです。七転八倒してます。

でね。

実際にうちの子を見てきて思うのは

まず「どうやって」という発想から

一旦離れてみても良いかもよ?

 ってこと。

 

 

大切なのは

「どうやって」じゃなくて

「どういう心持ちで」の方じゃないかな。

 

心から「楽しい」って思える方が正解。

まずは、それで良いんじゃないでしょうか。

 

 

でね。そう言うと、必ず出てくるのが

「うちの子、ゲームしかしないんです」問題。

 

 

ゲームしか。

 

 

良かったじゃないですかー。好きなことがあって。

心から楽しいって思えることがあって。

逆に、好きなことが何一つない。何をしてても空虚だ。

って方が、状況としては深刻ですよ。

下手すりゃ、精神を病むかもしれません。死を考えることだってあるかも。

ーーーーーーそう思いませんか?

 

 

今、ゲームが楽しいなら、ゲームで良いんじゃない?

YouTube動画視聴が楽しいなら、まずはそれを楽しめばいいんじゃないかな?

 

ゲーム依存を心配する保護者さんは多いけど

ゲームをするからってゲーム依存になるわけじゃないからね。

ゲーム依存については、また別の日に改めて書くとして。

 

 

でね。ゲームを好きな子っているじゃないですか。

もしかしたら、男の子なんて特に

ほとんどの子が好きなんじゃないかな?

 

もし好きでやってることなら

まずはそれ、認めてみませんか?

 

 

もしあなたに大好きな趣味があるとして

その趣味を否定されたり制限されたりしたら

嫌じゃない?

 

子どもだって同じだと思うよ。

 

ときどき、

室内でゲームばっかしてるのは良くない。

せめて外遊びを。

という話も見聞きするけど

どっちが良い悪いってあるのかな?

 

私は、別に外遊びは否定しないし、好きだし、それも大事だって思うけど

それが、室内ゲームを否定する根拠にはならないなって思ってる。

そもそも、遊びに優劣つける意味あるのかなぁ?

 

その子が、今は室内でゲームしたいって思ってるなら

今はゲームに夢中になってたら良いんじゃないかな?

 

今、室内ゲームにハマってるからって、

この子一生ゲームし続けるんじゃないかって

心配する気持ち分かるけど

それ、今心配することじゃないです。

 

物事にはなんでも、順番とか背景とか理由とか

あるんだから。

 

まず順番としては

その子がゲームを好きでやってるなら、それを認める。

で、そのゲームを心から楽しめる環境を整備する。

(親が傍で余計なことをブチブチ言わない)

 

まずはそこから出発する。

 

 

 

子どもの好きなことを認める。

ここを出発点にすることで得られるメリットは

子どもの価値観を認める⇨親への信頼ポイントが1ポイント上がる。

です。

この信頼ポイントが、後々効いてくるからね。

 

まず十分、信頼ポイントを貯めること。

どうしてかって?

それはね、「人は信頼してる人の意見は聞く」からだよ。

 

 

もし、あなたがお子さんに

ゲーム以外のことにも関心を持ってほしい

と思ってるなら

まずは、お子さんがゲームを好きな気持ちを認める。

 

まずは、そこからだと思うな。

 

 

 

 

 

 

でね。

もし、あなたのお子さんが自責の傾向がある子なら

さらに一歩進めて

「好きなゲームをとことん応援する」

なんて、どうでしょう?

 

ただ認めるだけじゃなくてね。

 

 

徹底的に応援するの。

ハイスペックパソコン買って。

Wi-Fi環境整えて。

レベルが上がったら、一緒に喜ぶ。

攻略法を一緒に考える。

お得な情報をキャッチしたら教えてあげる。

そのために、情報アンテナを張る。

今まで「子どもがどうやったらゲーム以外のことに関心を持つか」

に注いでいた時間・エネルギーを

「子どもがどうやったらゲームでレベルアップできるか」

に転換する。

 

そこまでやってはじめて

「心から楽しめる」

って思える子もいるんじゃないかなー。

 

 

心身共に健康な状態っていうのは

ただゲームする時間をコントロールできる

ってことじゃなく

 

まずは

「今やってることを心から楽しめる」

ってことじゃない?

それがあった上でのコントロールじゃないと

意味なくない??

 

 

私も、子どもが寝食忘れてずっとゲームし続けることが健康だとは思わない。

ただ、それを禁止するだけでどうにかなるとも思わないんですよね。

 

だからこそ、ある程度の目当てを持って

段階を踏んで、作戦を立てていった方が良いと思うんですよね。

 

 

 

 

「褒めて育てる」から考える

 

よく、〝自己肯定感を高めるためにたくさん褒めてあげましょう〟

という話を聞きますよね。

 

これ、実際どうなんでしょう?

褒めるのが良くないって話じゃなくてね。

 

それが必要な時もあるだろう。でも、過剰にし過ぎるのはよくない。

褒めポイントをどこに置くか、という話もあるでしょう。

必要なタイミング、ポイント、量。

それらは全部、その子と実際にやり取りを重ねて探っていく方が良いんじゃないかなー

って、私は思います。

いろんな本とか情報とかあるけどね。

 

 

 

 

 

 

息子がまだプチ引きこもり生活に片足を突っ込んでいたころ

小4の頃かな

ある場所で、初対面の人に「こんにちは」って挨拶をしたことがあって。

、、、、、、まあ、普通ですよね。

 

 

そしたら

その場にいた方々が一斉に褒めてくれたんですよね。

 

「まあーーーー。ちゃんと挨拶が出来るなんて、偉いわねえ」

って。

 

その時の息子の反応は、っていうと。

 

 

 

 

 

 

ガン無視でしたね。

 

 

 

 

 

家に帰ってからボヤキまくってました。

 

「挨拶くらいできるわっ!!!」

ってね。

 

 

そりゃそうだ。(笑)

 

 

私も思いましたよ。

うちの子を、なんだと思ってるんだ?

小4やで?幼児ちゃうで??

挨拶くらい出来るっちゅうねん。

ただ学校行ってないだけで、なんでそんなレベルの低い扱い受けなあかんねーーーーーーーん!!!!!!

ですわ。

 

 

中には、対人不安による緊張から対面での会話が難しい子もいるので

その方たちも悪気があってそう言ったのではないとは思いますが

やはり、何事も

「一律で見る」って、良くないなーって思います。

 

 

不登校の子だからこう」

ではなく

「この子はどうなんだ」

という視点が大事。

 

 

そして

一見優しそうに見えるその一律の対応が

かえって本人のプライドを打ち砕き

自己肯定感を下げるということも

親は知っておいた方がいいんじゃないかな。

 

 

 

よく考えてみてね。

いくら褒めてたって

自分のその優しげな接し方が、逆に

「私は、あなたのことを、この程度のレベルだと思ってるんですよ」

という裏メッセージを伝えちゃってるかもしれないんですから。

 

たとえ言葉で「信じてる!」「あなたは素晴らしい!」って言ってても

その子は、親からのその裏メッセージを敏感に読み取って

自信を持ちきれずにいるかもしれない

、、、、という可能性について

気を付けなきゃな、って思います。

 

 (気を付けないと、私もやりがちなんですよね!)