ホームエデュケーションでご機嫌な毎日

2014年よりホームエデュケーション(ホームスクーリング)開始。きっかけは子どもの不登校。そこから見える景色や日常、思ったこと感じたこと考えたことなどなどを綴っています。

ホームスクーリングでICT教材を活用する

 

わが家のホームエデュケーションでは

ICT教材を使用して、教科学習を進めています。

 

そんな話をすると、

「どんな教材を使っているの?」

「通信教材を使った学習は、本人の強い意志がないと続かないんじゃないの?」

と、よく質問を受けるので

“わが家の場合は”という前置きをした上で

お伝えしたいと思います。

 

まず、利用している通信教材ですが

これは、子どものその時の習熟度に合わせて

割と短期で乗り換えていっています。

何故かというと、子どもの学習の習熟のスピードが

思っていたよりも早かったからです。

 

ですので、こどもの習熟度や進度に合わせて

その時に適切な教材を使っています。

 

選択の基準は

「無学年式であること」

「一つの教材に執着しないこと」

「動画授業と問題がセットになっていること」

「質問ができること」

でしょうか。

 

学校に行っていない我が子にとって、

学校の進度に合わせて毎月配信されてくるタイプの教材は

使いにくいだろうなあと思います。

遡って学習する必要がある教科はさかのぼって、

本人の理解が十分追いついているなら、むしろ先取りで。

本人の習熟度に合わせて選んでいけるのが

ICT教材のいいところではないかと思っています。

 

「学習をすることが面白い・楽しい」と

子どもが思えるような環境を整えていきたい

そのためのICT教材活用です。

 

 

教材については、経済産業省が進めている

「未来の教室」というサイトが参考になると思います。

 

 

www.learning-innovation.go.jp

 

 

 

それから、

「通信教材を使った学習は、本人の強い意志がないと続かないんじゃないの?」

という点については

「子どもが、学習に対して前向きな気持ちでいること」を前提に

 

「子どものレベルに合った教材を選択する」ことは勿論、

「子ども任せにしない」

「最初は、学習習慣がつくまでは親も一緒に見るつもりで」

がいいのではないかと思っています。

 

別に、無理に親が勉強を教える必要はないと思います。

ですが、学習習慣をつけるための伴走は

必要だと思うなら、した方がいいと思います。

 

「勉強は本人の課題だから親は口出しをしない」という考え方もあります。

その考え方も素敵だとは思います。

まさに、子どもに「強い意志」があるなら。

それが難なく出来る子なら。

ですが、それも子どもによるのかなと思います。

 

自分でダイエットできるタイプの人と、

ダイエットにコミットして伴走してくれる人が

必要なタイプの人がいるように。

 

 

「勉強ができるようになりたい」

「自宅で頑張りたい」と子どもが思っているなら

ICT教材やスマートフォンのアプリケーション

教科書や市販のワークブックなど

活用できるものは活用しながら

 

親子で目標を共有して

相談しあって

しっかりとスケジュールを組んで

「今日為すべきことを今日する」

ただそれだけを繰り返していくこと。

 

そんな地味な繰り返しを

続けていった先に力がついてくることで

誰が見ていても見ていなくても

評価されてもされなくても

「自分ががんばる、自分が努力する」ということの尊さを

経験を通して知ること。

それは、この先を生きていくうえで決して無駄にはならないと

私は思っています。

 

「努力とは習慣化」という言葉もあるようです。

その習慣をつくっていくこと。

それは、

起きたときに顔を洗ったり

寝る前に歯をみがいたり

することと変わりありません。

 

その習慣をつけるための伴走は

勉強だけ「子どもの課題だから」と

切り離す必要はないんじゃないでしょうか。

 

子どもの心の内に

「勉強できてたいんだ」という願いが垣間見えるなら

親がしっかりと伴走して

支えてあげたらいいんじゃないでしょうか。