不安とたたかう。
さて。
今日も息子は登校していきました。
しかし、今朝はちょっとした泣き言がポロリと。
つい最近、学校であった実力テストが返ってきたんですよね。
結果は悪くはなかったです。
悪くはなかったけど、本人が目指していた点数には届いてなかったんです。
自己採点で取れるだろうと目論んでいた点数にも、2点足りなかった!(笑)
(しかしこの件については、私の本音を言うならば
自己採点の精度が上がった、という点については
評価したいと思ってます。
今まで無駄に自己評価が高くて
テスト後の自己採点の結果と実際の点数の乖離が気になっていたので。
自分の実力を、より正確に把握しておくって大事ですもんね)
で、落としたところを振り返ってもらうと
取れたはずのところで落としてるのが
5教科で少なくとも20点はあると。
漢字や英単語の表記間違い、ケアレスミスなど。
「これ全部取れてたら、〇〇点やったーーー」と。
まあ、毎度同じことを言うわけですよ。
私にすれば、そのミスを限りなく0に近づけるために
やるべきことを、普段の学習でしていきなさいよー(現状、出来てると思ってるんデスカ?)
って話なんですよね。
いちいち、詰めが甘いねーーーーん!
(私も人のこと言われへんけどなっ!!)
という話をしているとですね
「でも、今回は初めて教室の中でテスト受けて緊張してたし」
「テストの間、誰かに見られてるような気がして集中できなかった」
って話になったんですよね。
あーーーー。これ前にも言ってたな、って思って。
念のために、その他のシチュエーションで他の人の視線が気になって集中できなかった時があるのかどうかを振り返ってもらいました。
集団塾のテストのとき、塾で集団授業を受けている時、学校の教室で授業を受けている時、別室で自習をしている時、、、、
結果、今のところ他人の視線が気になったのは
教室でテストを受けたその時だけのようです。
(別室で過ごすときに気になっていたのは、なくなったそうな)
そんなことから、まずは教室で集団でテストを受けるというシチュエーションに「慣れ」ていくことかな、という話をしました。
その為には、場数を踏むこと。
息子の説明によると
「小学校のときの教室と似た環境に近づくほど緊張感が高まる」
とのこと。
きっと、不安感からだと思います。
その原因も分かってる。
分かってるよ。
なんならその件については、もう担任にも伝えてある。
その為に、学校側ができる環境作りと
こちらで出来る対策と
両方の努力が必要なんだよ。
こちらが出来るのは、とにかく場数を踏むこと。
あなたの記憶の中にずっと巣くっている
「学校の教室は、急に暴力沙汰が起こるかもしれない危険な場所」
という記憶が
「あれは、あの時期だけの特別事例だった」と思えるようになるまで
場数を踏んで、「思ったよりも安全だった」確率を上げていくこと。
本当はほぼほぼ安全で、何かあったときには誰かが必ず助けてくれるから大丈夫なんだって思えるようになること。
そう思えるまで、記憶を更新し続ける。上書きする。
そこまで頑張る。ちょっと頑張ってチャレンジしよう。
みんなで支えるから。
何かあっても、きっと守るから。
今回は、テストの点数から端を発した話だったけど
息子が本当に聞いてほしかったのは
おそらくその不安感。
でも、その不安感はきっと越えられる。
越えられるように、学校に行かない期間もずっと過ごしてきたから。
今のあなたには、それが出来るはずだから。
きっと越えさせてみせるから。
そんな思いを抱えながら
学校に向かう息子の背中を見送りました。
大丈夫なように見えるけど
息子は息子で、見えない敵と戦っているんですね。
壁を越えていくのは息子自身。
でも、そこを支えサポートしていくのは私。親。
子どもが底なし沼に落ちていきそうになった時に
いつでも手を差し出して
力強く引っ張り上げられるように。
しばらく注意して見守っていこうと思います。